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執筆者の写真森田 哲

宿題に答えを付けるかどうか

僕に限った話では無いですが、基本的には生徒さんには次の授業までの宿題を必ず出すようにしています。



■授業を受けて学んだ事を定着させるため

■そろそろ忘れている頃であろう、過去に習った単元を思い出させるため

■苦手なところを補強すしてもらうため


が主な目的です。


何をしなければいけないか自分でわかっていて、言われなくてもそれを実行できるのであれば、宿題は特に出さなくても良いのですが、まぁそれが出来るようなら最初から家庭教師なんて頼んでないですね(笑)


次の授業までにどんなふうに勉強してもらうか。これは時に悩まされることがあります。ですから、それを決めるのに迷って授業が定時通りに合わないことはしばしば汗




さて、本題です。

僕はこれまで宿題を出すときは、答えを付けて、


丸つけや解説を読み「なぜ間違えたのか」「どうすれば正しい答えが導き出されるか」


を確認することも、生徒さんにさせていました。


それも勉強のうちだと思っていました。

後は、授業中に丸つけすると時間のロスなので。



こちらで用意したプリントを宿題にするときは必ず答えを配布していました。

塾教材等で宿題を出すときも同様です。


塾や、家庭教師でも教師によっては、答えの冊子は教師側で保管することにしているところもあるでしょう。

おそらくは答え丸写しを避けるためでしょうが。

そういう意味では、付けることと付けないことでは一長一短でどちらが良いとは一概には言えませんが、僕はこれまで付ける派でした。






しかし、最近は、答えを付けることが必ずしも良いこととは限らないように思えてきました。


丸写しはさすがにないと思いますが、そうではなくても、答えのところに書いてある解説を読んで、「やり方は分かったのでそれで納得して終わり」となってしまっているのではないかと考えるようになりました。


でもそういう時に限って、いざもう一回その問題をやってみると、最後まで答えにたどりつかなかったり、間違えたりするものなんですよ。


「わかる」から「できる」に転換することが必要なのですが、これが意外と徹底できてないんですよ。




なんで最近は、宿題の答えをあえて付けないケースもあります。


たとえ多少時間のロスになっても、授業中に答え合わせ解説をする。そうすると、やはり見えてくるんですよ。お子さんがどういうところでつまずいているのか。どういうミスをするのか。どれくらいわかっているのか。実態が。


まぁさすがに全部が全部答え合わせするのは大変なので、量を多く出すときは、「一部の宿題だけ答えをつけない」というようにしています。



そしてこれが、オンライン授業では特に有効です。結局、オンラインだと手元が見えないので、なかなかお子さんの実態が掴みにくいのです。解いたものを写メに写して送ってもらうという手もあります。数枚なら良いのですが、あまりに多くなると生徒さんにも負担がかかるんですよね。。

この答えをつける取り組みをするだけでも、だいぶお子さんのことが見えてきます。


これまでのやり方にこだわらず、変革を与えることも大事なのです^ ^





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